事業復活支援金の事前確認での帳簿等の確認について（ヤフオク、ebay等で事業をされている場合）

事業復活支援金の事前確認をしていますが、ヤフーオークション、ebay、メルカリ等を利用して事業をされている方を確認しました。

各種オークションサイト等を利用して事業をされている方の取引は、直接の取引ではなく、売買システムを介しての間接的な取引となっています。
商品の売買の結果生じた買い手の支払った金額からシステム利用の手数料を引いた額が逐次口座に振り込まれるのではなく、複数件まとめて事業用の口座に振り込まれることになります。
システム利用の手数料が幾らであるか、どの取引を合算したものであるかというのは把握することは困難です。
直接の取引相手はオークションサイトなので、オークションサイトの利用明細・振込通知と実際に銀行口座に振り込まれた振込み人名、日付、金額が一致しているかでしか確認することができません。

どのような帳票が必要かについては、中小企業庁のサイトで申請に必要な書類についてよくある質問のQ11をのケースに該当して
『①クラウドプラットフォームの利用明細（申請者が作成したものではなく、クラウドプラットフォームの名称等及び申請者氏名が掲載されているクラウドプラットフォームのページのコピー等）
　②クラウドプラットフォームからの支払が確認できる通帳のコピー等
をそれぞれご提出頂ければ、支払調書等に準ずるものとして申請可能です。』
となっています。

オークションサイトのシステムによっては古い記録はなくなってしまうかもしれません。残っている場合は利用明細と振込み日の記載のある画面を記録しておきましょう。

また、請求書・領収書と通帳がない（対応が取れない）状況なので、基準月の売上に係る請求書・領収書等又は通帳等の提出が不可能であることの申立書に一番上に書いた理由を記載するなどして作成・提出する必要があります。

今回確認された方は、ご自分で事務局に確認され、申立書、取引の状況、入金の画面、通帳の記帳状況をpdfに整理されていました。